◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 阪神０―１巨人（２３日・甲子園） 甲子園の歓声に負けじと、大勢は雄たけびを上げ、ガッツポーズを決めた。１―０の９回１イニングを１安打無失点。１―０勝利を締めくくり、会心の２７セーブ目を挙げた。 【動画】誕生日を迎えた大勢がダンスを披露 勝利への執念があふれ出た。２死から糸原の打球に反応し、利き手の右手に当てて安打となった。「けがをしてしまったらダメですしプロの投手として失格。（小林）誠司さんにもロッカーでこっぴどく叱られました」と反省したが、「声援もすごくて、アドレナリン出ちゃって思わず…」。気持ちの表れだった。 甲子園の登板は延長１０回、佐藤輝にサヨナラ打を浴びて敗戦投手になった４月１８日の阪神戦以来。「ニューデイズですよ、毎日！」と常に新たな気持ちでマウンドに立つ守護神は、２死二塁をしのぎ、悔しさを晴らした。「一つでも多く勝つことが大事になってくる」。歓喜の瞬間、マウンドには背番号１５がいる。（水上 智恵）
報知新聞社
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