【開幕特集】新スタジアムとともに広島は15シーズン以来のリーグ優勝を目指す…得点力向上の“請負人”大橋祐紀に期待 | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
優勝候補に期待する声が多かった昨季、シーズン中盤に失速したことが響いて、後半戦巻き返しを図ったが、最終的には3位でフィニッシュ。何とかACL出場圏を阻止したが、リーグタイトルには及ばなかった。 今オフは、多くの新戦力を迎え入れず、得点力不足に悩まされたフォワードに、覚醒した大橋祐紀をピンポイントで補強。昨季の課題だった得点力向上に図った。就任3年目のミヒャエル・スキッベ監督の下で迎える新スタジアムの『エディオンピースウイング広島』元年、15シーズン以来のリーグ優勝を目指す。
注目選手紹介:大迫 敬介
生年月日:1999年7月28日(24歳) 昨季成績:34試合0得点 自身初のリーグ全試合出場した昨季、絶対的守護神として抜群の安定感を見せただけでなく、日本代表GKとしても数多くの出場機会を獲得し、飛躍のシーズンになった。 だが、オフに全治2か月の右手舟状骨骨折の手術を受け、アジアカップには間に合わずに欠場。まずはその悔しさをJリーグでぶつけたい。リーグ2位の最少失点を誇った昨季同様に、ゴール前に絶対的な安心感をもたらしたい。
注目選手紹介:川村 拓夢
生年月日:1999年8月28日(24歳) 昨季成績:32試合3得点 愛媛FCでの3年間の武者修行期間を経て、広島に帰ってきた24歳は復帰2シーズン目の昨季、ようやく主力に定着し、攻撃的なミッドフィルダーとして3ゴール3アシストをマーク。日本代表にも初選出され、飛躍のシーズンを過ごした。 年明けの『TOYO TIERS CUP 2024』・タイ戦では、日本代表として初出場を飾り、同試合で代表初ゴールもマーク。今年は幸先良いスタートを切ることができている。その勢いのままに、所属クラブでも数多くのゴールに絡む活躍が期待したい。
注目選手紹介:大橋 祐紀
生年月日:1996年7月27日 昨季成績:23試合13得点 絶対的なスコアラー不在に悩まされてきた広島にとって、湘南ベルマーレで爆発的な活躍を見せた日本人ストライカーの獲得は、9シーズンぶりのリーグ制覇に向けてラストピースが揃ったと期待するサポーターも多いはずだ。 プロ6シーズン目の昨季は、開幕戦でハットトリックと幸先良いスタートを切った矢先に肉離れで離脱したが、復帰後はゴールを重ねて、23試合で13ゴールを叩き出し、決定力の高さを証明。ハイプレスを強みとするチームにとって、守備での献身性も兼ね備える男が今季、フィットすれば、目標達成に近づけるはずだ。