2024年 Netflixにて世界独占配信

　「モテキ」「バクマン。」の大根仁が監督を務めるNetflixシリーズ「地面師たち」が、2024年に配信されることがわかった。2月8日、都内で行われたイベント「Next on Netflix 2024」で発表された。主演は綾野剛と豊川悦司が務め、不動産売買を餌に巨額の金を騙し取る詐欺師集団“地面師”による前代未聞の事件を描く。 【画像】「幽☆遊☆白書」では戸愚呂弟を演じた綾野剛 　原作は、実際に起きた詐欺事件をもとにした新庄耕の小説。地面師詐欺の道に踏み込む男・辻本拓海を綾野、巨額詐欺を率いる大物地面師・ハリソン山中を豊川が演じる。監督・脚本を手掛ける大根監督は、この日「Next on Netflix 2024」に登壇し、本作についてトークを行った。 　実際に起きた事件が職場の近くだったこともあり、興味を持っていたそうで、「何らかの形で映像化したら面白いだろうなと思っていたときに、本屋に行ったら小説があった。1日で読み終わって、ぜひ映像化したいと思ったので、自分で出版社に連絡しました」と映像化までの経緯を説明した。 　「詐欺ものというのはいろんな作品がありますが、今回取り上げる地面師詐欺というのは基本的には会議室で行われるので、映像的には地味になってしまうと思っていました。仕掛ける側にとっては心理的なアクションが起きているのを、映像としてどう表現するかは意識しました」とこだわりを紹介。「騙される側の内面も知りたいなと思ったので、原作にはそこまで書かれていなかったことを自分なりにリサーチして組み立てていきました」と話した。 　主演のふたりについては、「綾野君は若いときからオーラのある役者だなと思っていた。今回演じた役は、非常に複雑なキャラクターでただの悪人ではない。それを表現できるのは綾野君しかいないと思っていました」とオファーしたところ、すぐに返事があったそう。「豊川さんに関しては、新しい怪物感があるのにインテリジェンスで悪魔的な役。これを日本で演じられるのは豊川さんしかいないと思ってリクエストしました」と語った。