超ギリギリ…? U-23日本代表、パリ五輪メンバー当落線上の選手(2)初招集が遅すぎた? 海外で暴れる20歳の万能型
今月開幕するパリ五輪(パリオリンピック)に臨むサッカーU-23日本代表のメンバーが3日に発表される。18人という狭き門をくぐり抜ける難易度は決して低くなく、当然ながら選出ぎりぎりのラインにいる選手も多い。今回は、最終メンバーの当落線上にいる主な選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:佐野航大(さの・こうだい) 生年月日:2003年9月25日 所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ) 23/24リーグ戦成績:24試合4得点3アシスト オランダの地でブレイクを果たした佐野航大は、まさにパリ五輪行きの列車に乗るか、乗れないかの瀬戸際にあると言えるだろう。 2022年にファジアーノ岡山へ加入すると、チームの主力として活躍。2023年8月にはオランダ1部・エールディヴィジのNECナイメヘンへ完全移籍し、2023/24シーズンは公式戦31試合に出場して6ゴール3アシストをマークするなど充実のシーズンを過ごした。高い技術と豊かなスピードで相手の脅威となれるだけでなく、20歳にしてたしかな戦術眼を有しているのも魅力的だ。 佐野の活躍はもちろん大岩剛監督も注目しており、6月のアメリカ遠征で初招集。左WGを主戦場としながらも右サイドや攻撃的MFをこなすこともでき、前線で違いを生み出せる逸材として注目が集まる。 ただ、いかんせん目立つのが少し遅かった感もある。サイドアタッカーとしては平河やポリバレントな藤尾らがすでに存在感を強めており、中盤でもMF松木玖生(FC東京)やMF荒木遼太郎(FC東京)らが当確と言え、すでにポジションが埋まってしまっている。それでもパリに連れていくだけの価値がある人材ではあるが……。アメリカ遠征に続くサプライズはあるのだろうか。
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