新本部長「自分自身、積極的に取り組む」 鹿児島県警の不祥事を受けて
鹿児島テレビ
鹿児島県警本部に11月5日、岩瀬聡本部長が就任し、記者会見で警察官の不祥事の再発防止について「自分自身が積極的に取り組んで行く」と県民の信頼回復に努める強い決意を語りました。 今回、新たに県警の本部長に就任した岩瀬聡本部長。その第一声は県民への謝罪から始まりました。 県警察本部 岩瀬聡本部長 「一連の非違事案に関して、県警の責任者として改めて深くお詫びを申し上げる」 岩瀬聡本部長は東京都出身の50歳で、1999年に京都大学総合人間学部を卒業後、警察庁に入庁しました。これまで警察庁警備部の警備第一課長や、警察庁交通局の交通規制課長などを歴任してきました。 岩瀬本部長は改革推進委員会や外部の意見を取り入れ、警察官の不祥事の再発防止に自分自身が積極的に取り組んで行くとして強い決意を述べました。 岩瀬聡本部長 「県民の皆さまからの信頼を回復する、取り戻すことが大変重要だと思う。本部長として責任を持って率先して、やれることは何でもやるという気持ちで頑張りたい」 県警を巡っては、野川明輝前本部長の在任中の2024年4月以降、現職警察官と元幹部の4人が相次いで逮捕されています。また、10月31日には2つの詐欺事件と強制性交事件で、被害者に対し不適切な対応があったなどとして、現職警察官36人が処分されています。県民の県警に対する不信感をどう払拭していくのか、岩瀬本部長の手腕が問われます。
鹿児島テレビ