【ホラー漫画】自分にしか見えない「猿蟹合戦」の登場人物…先生の「大丈夫だよ」の言葉や謎の怪物”染鬼”に「こわ気になる」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、tentenさんがX(旧Twitter)に投稿した『絵本読み聞かせ』をピックアップ。 【ホラー漫画】「猿蟹合戦」に登場するはずのない怪物…可愛らしい読み聞かせから一転するホラー展開に「怖すぎる」の声 8月20日にX(旧Twitter)へ本作が投稿されたところ大きな反響を呼び、1.7万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者のtentenさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。 ■退屈な絵本の読み聞かせに突然訪れた怪奇現象 「猿が温まろうと暖炉裏に近づくと…バチーン!火の中から栗が飛び出してきました」先生が子供たちに絵本の読み聞かせをしている。多くの子供たちは絵本の読み聞かせを楽しんでいるが、たける君はあまり絵本に興味がない様子だ。 「ブスリ!水がめから飛び出してきた蜂が猿の手を刺します」絵本では、猿が多くの災難に遭う様子が描かれている。「助けてくれー!猿は涙を流して助けを求めました。そこに」たける君が退屈そうに絵本から目を逸らしていると…。 「染鬼が来て」「グサリグサリ」「グサグサッ」「イタイイダダイタイヨイダイヤメロニゲロゲロニゲルナソラスナ」「ミテロ」「アーハーハーハー」などと先生が話し始めた。絵本は黒塗りされ、何が描かれているかわからない。何が起こったのかわからなかったたける君だったが、ほかの子供たちに戸惑った様子は見られない。そして、先生も変わらずに「猿は改心して蟹に謝ったのでした」と絵本の読み聞かせをしていたのだった。 読み聞かせが終わった後、たける君は先生に「そめぎ…ってなに?」と聞いた。先生は少し不自然に間を置き、たける君に聞き返した。「それはどんな絵だった?」「目は何個ついてた?」「角はあった?」「べっちょりしてたかな?」「お母さんにそっくりだった?」「…まだこっちを見てる?」この質問にたける君は「真っ黒だったからわかんない」と答えた。その答えに先生は「そっか…なら良かった。うん、じゃあ大丈夫だよ」と答えたのだった。 絵本の読み聞かせを描いた可愛らしい展開から一転、黒塗りの絵本が登場しホラー展開になる本作。ネット上では「こういうの大好き!」「怖すぎる」といった作品に夢中になっいるコメントや「こわ気になる…」「染鬼って何!?」といった考察をされているコメントも多く寄せられた。 ■「月に行きます」作者・tentenさんの語る創作の裏側と展望 ――『絵本読み聞かせ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 いつもネタ絵とか描いてるので、頭の体操的にたまにこういうのも描きたいなと思い描きました。 意味が分かると怖い話や洒落怖みたいなのは元々結構好きなので。こういうの頭の中には結構あります。 ――『絵本読み聞かせ』の中で気に入っているシーンがありましたら、理由と共にお教えください。 特にはないのですが、染鬼のページは何度か描きなおしました。黒塗りですけど(笑)。 ――多くの読者が”染鬼”について気になっていると思うのですが、染鬼とは一体何なのでしょうか。 何なのでしょうね。 ――驚きの反応や考察など多くの反響が寄せられている本作ですが、印象に残っているコメントがありましたらお教えください。 全部見せて頂いたわけではありませんが、考察してる人がいたのは面白く思いました。それと、こういうの好きって感想はシンプルに嬉しいです。 ――tentenさんの今後の展望や目標をお教えください。 月に行きます。 ――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。 描くジャンルとテイストの振れ幅ブレブレですみません。思いつきで描いてばかりなのです。 怖いものもまた描きます。たぶん。よろしくどうぞ。
【関連記事】
- 【漫画】相手は頑固なベテラン作家…劇画タッチで描かれる“最強の編集長”に「頼もしすぎる」「強気な姿勢が大切って学んだ」の声
- 【漫画】仕草がまるで“おじさん”みたいな猫…最後に飼い主が気づいた事実に「可愛すぎる」「癒され度MAX」と大反響
- 【漫画】夏休み明け、スカート姿で登校した友達に仰天…男子高校生二人のキュンなドラマに「良すぎるだろ」「アニメ化はまだですか?」の声
- 【漫画】パパ二人と養子の子が家族に…ほっこりの中にも色々と考えさせられるファミリードラマに「心浄化されるようなお話」「三人の生活が愛おしくて涙」などの声
- 【漫画】着ぐるみの"中の人”問題は想像以上にシビアだった…食い下がる子供とのバトルに「わざわざ言っちゃ駄目」「好きすぎてたまらんです」の声