【陸上】高校トップアスリートが集結 大阪で全国高体連合宿「ライバルたちと楽しみながら練習したい」
2023年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で始まった。全国から約300人が参加し、雨が降るあいにくの天気だったが、初日から精力的に汗を流した。 U20アジア選手権に黒木海翔、折田壮太、山形愛羽、瀧野未来、ドルーリー 朱瑛里ら男女31名発表 例年、年度末のこの時期に開催される合宿。種目ごとに日本陸連強化育成部スタッフや、大学や高校などの指導者がコーチを務める。新シーズンを迎える高校生にとっては、ライバルとトレーニングを行うだけでなく、親睦を深める場となっている。 初日は14時から開講式が行われ、日本陸連の山崎一彦強化委員長は「今年はインターハイだけでなく、U20世界選手権も開催されるので、この合宿から1人でも多くの選手が出場してほしい。U20世界選手権に出た選手は、その後オリンピックなどにも出場している。未来のオリンピック選手が出ることを望んでいる。また、合宿を通じて友達を1人でも多く作るなどして交流し、それぞれの“陸上観”を広げてほしい」とあいさつした。 開講式のあと、さっそく種目別にわかれてトレーニングを実施。女子100m・200mブロックの参加者は、今合宿で初めてコーチを務める日本記録(100m11秒21、200m22秒88)保持者の福島千里さん(順大短距離アシスタントコーチ)から、ドリルや補強などを教わった。 昨年のインターハイ200mで4位入賞している杉本心結(市船橋2千葉)は「走りに連動した補強など、初めてやるメニューもあったので難しさがあったけど、福島さんの説明はわかりやすく丁寧に教わりました。期間中しっかり教わり、ライバルたちと楽しみながら練習して、全国大会でも緊張せずに力を出せる選手になりたいです」と話していた。 今回は3泊4日の日程。ヤンマースタジアム長居のほか、万博記念競技場や大体大を会場に28日まで行われる。
月陸編集部