五輪金・吉沢恋選手も育った 相模原のスケボーの聖地、全面改修へ
【神奈川】スケートボードやBMXなどストリートスポーツの施設を備えた相模原市中央区の小山（おやま）公園のニュースポーツ広場が11月5日から休園し、全面改修される。20日に記念イベントが開かれ、関係者が感謝や思い出を語り合った。 【写真】リニューアル工事が始まる小山公園の思い出を語る吉沢恋選手（左）と藤沢虹々可選手=2024年10月20日午後1時30分、相模原市中央区の小山公園、三木一哉撮影 2007年の開設から17年が経ち、設備が老朽化してきたことから、地元アスリートらの意見も聞き、市が改修計画を立てた。約3億6千万円をかけ、ストリートダンス用のステージを移設し、利用者のための休憩スペース、スケートボードのパーク競技用のくぼ地「ボウル」などを設ける。26年3月に再開園予定だ。 小山公園は、パリ五輪のスケートボードで金メダルを獲得した吉沢恋（ここ）選手や、4位に入賞した白井空良（そら）選手らが育った。 吉沢選手は記念イベントで、「今の私をつくってくれた場所。ここで練習したことが今も役立っている」と振り返り、改修について、「ここを楽しんできた人にとっても、新たに来てくれる人にとっても楽しい場所になってほしい。楽しみだけど、今は少し寂しい」と語った。（三木一哉）
朝日新聞社
