組踊台本の電子化を紹介 現存する最古のものは1889年に書写 多良間村 沖縄
沖縄振興特別推進交付金を活用した、多良間自然文化継承事業の成果報告シンポジウム「古文書に学ぶ島の歴史 繋ぐ未来」が1月26日、多良間村コミュニティー施設で開催された。複数の専門家が登壇し、それぞれの研究成果を報告した。 【動画あり】「からくり花火」を復元 琉球王国時代の華やかおもてなしの技術
Nanseiの山田豊社長は事業を通じて、多良間村にある組踊の台本など資料の復元や電子化、レプリカの作成、翻刻・現代語訳に取り組むなどして、継承に向けた作業を進めていると紹介した。 オンラインで登壇した県立芸術大学の鈴木耕太准教授は多良間には五つの台本があり、それぞれの台本には複製も存在すると説明。中でも現存する最古の台本が、1889年に書写されていることなどを紹介した。同事業では、村教育委が情報提供や協力を呼びかけている。 (清村めぐみ通信員)
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