あべのキューズで命綱なしダイブ絶叫体験 無料で5日まで
高さ6メートルの特設ステージから命綱なしでダイブ
あべのキューズモールで命綱なしダイブ絶叫体験 無料で5日まで
大阪市阿倍野区の大型ショッピング施設あべのキューズモールに3日、体験型絶叫アトラクション「キューズダイブ」が登場し、若者や家族連れが次々と絶叫をあげながら挑戦していた。高さ6メートルの特設ステージから命綱なしでダイブするもので、シンプルな分だけ、スリルが倍増。5日まで無料で体験できる。
「怖かったけど跳べた」とガッツポーズ
3、2、1、キューズジャンプ! 係員の合図とともに、意を決して飛び降りる挑戦者たち。ギャラリーから拍手がわく。吹き抜けの3階部分に設置された特設ステージから、2階広場の分厚いクッションをめがけて、飛び降りる。 高低差6メートルを、命綱なしでダイブ。シンプルな分だけ、スリルが倍増する。そのため、1回目の挑戦でジャンプできる比率は、6割ほどか。 挑戦者はなぜか女性が多い。見守る子どもたちから「がんばれ」とかわいい声援を受けながらも、見下ろすと足がすくむ。「無理、むり、ムリ」と、首を横に振って尻込みする人や、ジャンプをあきらめて辞退する人も。それでも恐怖感に打ち勝った末、ジャンプを決めると、破格の快感を得られるようだ。 16歳の高2女子は「並んで待ってるときから怖くてふるえたけど、エイヤって跳んだら気持ちよかった」と、興奮気味に振り返った。友人も「めっちゃ怖いし、おもしろかった。今の気分? 爽快、ソーカイ!」と、こぶしを握り締めてガッツポーズを決めた。 ジェットコースター好きに誘われて来店したという小6少女3人組は、「1時間待ち」を苦にすることなく盛り上がっている。「さっき飛べなくて泣いてる子もおった。私たちは大丈夫」と、余裕の表情をみせていた。
ジャンプを楽しんだらショッピング
ひと足早くジャンプを終えた別の小6女児は「怖かったけれど、1回で飛べました」と、自身の勇気ににっこり。父親の40代会社員は思い切り良く飛び出し、遠くに着地。「妻がチラシで見つけたので申し込んだが、親子で楽しめた。子どもの日も近いので、これから店内で娘に何か買ってやります」と笑顔で話していた。 同店は2011年4月開業。現在、開業以来初の大規模リニューアルが進行中で、3月から7月まで、随時新店舗がオープンしている。ファミリー向けサービスの拡充を重視し、1階に「ディズニーストア」を誘致したほか、3階に子どもたちが安心して遊べる「キューズランド」を開設した。 「キューズダイブ」は参加費無料で、5日まで開催。詳しくはあべのキューズモールの公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)