いわゆる「裏金議員」の一部は公認しない。石破総理が一転下した判断に波紋が広がっています。 【写真を見る】60万円不記載公表し 総務大臣辞任の鈴木淳司衆院議員　比例との重複立候補できない見通しに「トップが決めることなので仕方ない」 （石破茂総理 きのう） 「結果として相当程度の非公認が生じることになる」 石破総理は6日、自民党派閥の裏金事件で不記載が確認された「裏金議員」について、一部を公認しないほか、公認しても比例代表との重複立候補は認めない方針を明らかにしました。 復活当選もあり得る比例重複がなくなることで、「裏金議員」たちは選挙区で負ければ、落選確定という厳しい戦いとなります。 60万円の不記載を公表し、総務大臣を辞任した愛知7区の鈴木淳司衆院議員（66）。自民党の公認は受けられるものの、重複立候補はできない見通しです。 ■鈴木衆院議員「選挙区で勝つのを目指すのが当然」 （鈴木淳司衆院議員） 「選挙区で勝つのを目指すのが当然なので（戦い方は）変わらない」 鈴木氏は過去の衆院選で2度小選挙区で敗れ、比例復活で当選しています。 （鈴木淳司衆院議員） 「党のトップが決めることなので仕方ない。この機会に襟を正して、より正確に誠実にやっていく」 愛知7区には鈴木氏のほか、国民民主党の新人 日野紗里亜氏（36）と共産党の新人  鈴木弘一氏（49）の2人が立候補を予定しています。