漫画「キャプテン翼」連載終了へ シリーズ連載43年の歴史に幕
日テレNEWS NNN
人気サッカー漫画「キャプテン翼」の漫画としての連載が、ことし4月に終了することが発表されました。 ◇ 1981年から「週刊少年ジャンプ」などで連載されてきたサッカー漫画「キャプテン翼」。発行元の集英社は、ことし4月発売予定の「キャプテン翼マガジン」で、漫画としての連載を終了すると発表しました。 作者の高橋陽一さん本人もコメントを出し、その理由を語りました。 高橋陽一さんのコメント 「最後まで連載にこだわり体力の限界まで“漫画”を描き続けるよりも、連載をやめ『キャプテン翼』の最終回までの“物語”を残す決断をしました」 漫画としての連載終了は、体力の衰えやデジタル化といった執筆環境の変化により、漫画を描くことが困難になってきたことが大きな理由だといいます。今後は、漫画制作の元となる絵コンテのような「ネーム」などの形で、最終回までの“物語”を残していく予定だということです。 高橋陽一さんのコメント 「頭の中には『キャプテン翼』の一応の目安の最終回までの構想があります。この構想をすべて漫画化するにはこの先40年以上かかってしまうかもしれません。それを実現させるのは現実的ではないと感じた一方、たとえばネーム(漫画制作の元となる絵コンテのようなもの)などの形で“物語”を残すことだけに集中すればできるかもしれない、と思いつきました」 日本国内だけでなく世界中のサッカー選手にも影響を与えてきた「キャプテン翼」。 2022年7月にプロサッカーチームのパリ・サンジェルマンが来日した際には、作者の高橋陽一さんが主人公の「大空翼」などのイラストを描く実演を行いましたが、メッシ選手やネイマール選手、エムバペ選手らトッププレイヤーたちが、その様子に熱い視線を送っていました。 今後の発表の方法や場所については、決まり次第、アナウンスが行われるということです。