DeNA、牧秀悟3ランで26年ぶり日本一王手! セ3位から下剋上、2日第6戦ハマスタで決める
チームは結束を深め、横浜スタジアムに舞い戻る。三浦監督が「まだ終わっていない。一試合一試合、いつも通り全員で」と口元を引き締めれば、「油断はできない。この3戦でやってきたことをそのままできれば」と牧。勢いを過信せず、頂へ駆け上がる。(鈴木智紘)
■データBOX
❶DeNAが第5戦に勝利し、3勝2敗で日本シリーズ優勝に王手をかけた。先に王手をかけたケースは、過去74度のうち日本一が63度で、優勝確率は85・1%。2勝2敗に追いついて先に3勝目を挙げたのは過去13度のうち日本一が10度、優勝確率は76・9%。開幕2連敗から3連勝で王手は過去7度中、日本一が6度、優勝確率は85・7%。
❷第1戦から第5戦まで全てビジター球団が勝利したのは、2000年の巨人VSダイエー(第1-5戦)、11年のソフトバンクVS中日(第1-6戦)に次いで13年ぶり3度目。過去2度は本拠地スタートの巨人とソフトバンクが優勝した。
❸DeNA(前身を含む)が日本シリーズで3連勝したのは、1960年第1-4戦で4連勝して以来64年ぶり2度目。先制点を挙げた試合は60年が3勝0敗、98年が4勝0敗、17年が1勝0敗、今年が3勝0敗と負けなしの11連勝中。
❹シリーズ2試合連続無失点勝利は最多タイ記録で、99年第3、4戦のダイエー(○5-0→3-0中日)以来25年ぶり7度目。3試合合計1失点はシリーズ最少タイで、51年の巨人(第1-3戦=0→0→1)、92年の西武(第2-4戦=0→1→0)に次いで32年ぶり3度目。セ球団では73年ぶり2度目。
❺第3戦の二回から26イニング連続無失点。1シリーズで26イニング連続無失点は最多記録で、58年の西鉄(第5戦の二回-第7戦の八回)以来66年ぶり2度目。
❻ケイ、ジャクソンと2試合連続で外国人投手が勝利。シリーズで同じチームの外国人投手が2試合続けて白星を挙げたのは、64年第6、7戦の南海・スタンカ、16年第5、6戦の日本ハム・バースに次いで8年ぶり3度目で、2人は初。