「家の設計は誰に頼む?」モデル矢野未希子、ゼロから始める建築家リサーチ
ファッションモデル・矢野未希子さん。「みっこ」の愛称で親しまれ、16歳のデビューから数々の雑誌の表紙を飾り、現在はYou TubeやSNSでも情報発信中。結婚11年目、37歳を迎えた彼女が、初めて「自分の家」を建てることに! 土地探し、建築家さんとの出会い、設計から施工工事…、理想の暮らしを形にするまでの奮闘の記録をお届けします。どんな土地に住むかが決まったら、次は、どんな家にするか? 設計の依頼先を慎重に検討したみっこ。様々な選択肢から自分の思いをかなえてくれる建築家探しが始まりました。 【写真】家族が増えました…矢野未希子の新しい家族とは
個人の建築事務所、ハウスメーカーや工務店、選択肢をじっくり検討
私たち夫婦の初めての家づくり。土地探し(とにかく足を運んだVol.2)、めぐりあい(運命を感じたVol.3)、地理風水の鑑定(やっと太鼓判をもらえたVol.4)を経て、とうとう住む土地が決まりました! さあ、家を、どんな形にする? 次の大事なステップは、家の設計です。 建築家に設計を依頼して家を建てるプロセスとしては、一般的にこんな選択肢があります。 1・設計は個人の建築事務所、施工は工務店、と役割を分けるパターン。 2・ハウスメーカーや工務店に所属する建築士さんが設計し、施工までを一括してお願いするというパターン。 どちらもいいなと思うところがあり、わからなくて疑問な部分もありました。 1は、建築家さんのカラーが家づくりにも出やすく、アイデアの幅が広がりそうで、よりオーダーメイドに近いという印象。でも、設計図だけじゃ家は建たないから、施工会社にも別で依頼する必要があって、進行や予算が気になる。 2は、設計と施工が連携しているので話がスムースに進みそうだし、一つの会社と契約を結ぶことで、予算も抑えられ、無駄なく要望を叶えられそう。ただし1と比べると規格や制約もあり、少し自由度は低いのかな? という印象。 どちらにお願いするかという段階で、私の心は大きく揺れました。賃貸と違って、長いスパンで暮らすことになる空間。土地が決まってからは、「家の中で景色を楽しめるようにしたい」「居場所がたくさんあって、飽きない家にしたい」そんなイメージが私の中に芽生えていました。自分らしくその理想を実現できればいいなと思っていたものの、当時はまだ、どこに設計をお願いするか決めず、まっさらな状態。