2軍再調整のソフトバンク藤井皓哉 三者凡退で再出発「良かった時はどういう感じで投げてきたかを振り返った」
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク9―0オリックス(10日、タマスタ筑後) 2軍で再調整しているソフトバンクの藤井皓哉投手(27)が3番手で登場した。9回にマウンドに上がり三者凡退。「やりたいことは比較的、できた方かなと思う。1軍の登板よりもはるかに良かった」と話した。 ■古巣対戦で上林が魅せた【動画】 先頭打者の茶野、広岡をフォークで空振り三振。池田を真っすぐで右飛に抑えた。11球を投げて最速は151キロだった。 1軍で勝ちパターンの一角を担う藤井は今季、4試合に登板して1勝3ホールド、防御率6.75。4回で計7四球と安定せず、7日に出場選手登録を抹消された。 2軍に合流してからは「2022年に良かった時はどういう感じで投げてきたのかを振り返った。純粋に打者との勝負をやっていた。もう一度、シンプルに打者と勝負する気持ちでやることを考えている」。広島、独立リーグを経てソフトバンクに入って1年目の22年に55試合に登板し、22ホールド、3セーブ、防御率1.12と大躍進した時を振り返ったという。 さらに「(感覚を)空けない方が自分にとってはいいかなと。対打者と勝負するためには、実践を数多く投げた方がいいかなと、早い段階から投げさせてもらうようにしてもらった」と明かした。 「精度や強さに関しては比較的いいものが出せたと思う」とこの日の投球を振り返った右腕。「精度などをもう少し微調整していければ、また(1軍で)投げられるのではないかと思う」と手応えも口にした。(浜口妙華)
西日本新聞社