コンビニと警察がタッグ コンビニに「ダミーカード」導入 電子マネーの特殊詐欺防止へ新対策【長野・千曲市】
特殊詐欺の被害に歯止めがかかっていません。 そこで、県警が取った新たな対策…コンビニに『あるカード』の導入を始めました。 「有料サイトで未納料金がある」「パソコンやスマホのウイルス除去には費用が必要」…こうした名目を騙る架空料金請求詐欺では、電子マネーを購入させる手口が多く… ■鈴木優輔記者 「今回導入されたのはこのようなカードです。このようなカードをレジにもっていくと…」 ■店員 「お客様、こちらのカードは詐欺の可能性がありますので、もしよろしければ警察の方と一緒に確認させていただいでも大丈夫ですか」 ■鈴木記者 「このように未然に詐欺を防ぐことができます」 5月下旬から千曲警察署管内のコンビニで導入が進むのが、電子マネーの『ダミーカード』です。 ■ローソン更埴埴生店・竹内洋一店長 「見て分かりやすいものがあると店員が声かけしやすい」 県警によりますと、電子マネーを購入させてだまし取る手口は、去年39件、被害総額はおよそ3500万円でした。前の年と比べると19件、2200万円近く増えています。 ■千曲警察署・村澤健一署長 「他県でも取り組みをされている。効果が上がっているという話がある」「コンビニエンスストアの皆様のご協力をいただきながら、地域で被害防止につなげていければと思います」 千曲警察署は電子マネーの『ダミーカード』導入を今年度中に管内のコンビニ全32店舗に拡大する目標です。