【JJドラマ部】ドラマオタクが勧める!年末年始に一気見したいNetflixドラマ9選|JJ
ハン・ジュニ(チョン・ヨビン)とク・ヨンジュン(アン・ヒョソプ)は時を超えて結ばれる運命なのか
心に残る美しいシーンが満載
現代のルッキズムをテーマにした韓国ノワール Netflixシリーズ「マスクガール」独占配信中 イマ:お、小林さん、珍しく韓国ドラマが入ってますね。『マスクガール』は私もお勧めの作品です。どこらへんが良かったですか? 小林:これは以前取材した女優さんに勧められて観たんですけど、自分のルックスにコンプレックスのある主人公キム・モミが、ふとしたきっかけで殺人、整形、逃亡、収監とものすごいスピードで転落していく展開に目が離せませんでした。 イマ:そのキム・モミを、オーディションで選ばれた新人イ・ハンビョルとアイドルグループAFTERSCHOOLのメンバーでもあるナナ、そして韓国の国民的女優コ・ヒョンジョンの3人が演じるという試みも新しかったです。 小林:最初はルッキズムがテーマのちょっとしたブラックコメディーかと思って観てたら、どんどん人が死んでいくし、最終的に誰もいなくなるという(笑)。 イマ:いわゆる王道の韓国ノワールになっていきましたね。 小林:昔のドラマなんですが、広末涼子と内田有紀が主演の『ナオミとカナコ』(2016年/フジテレビ系)を思い出しました。 イマ:まあ、あのドラマは一人しか死んでませんけど(笑)。『マスクガール』は韓国ドラマでは珍しく7話完結なので、パッと観られるのもいいですよね。
最初のキム・モミを演じるイ・ハンビョルは1000人の中からオーディションで選ばれた
整形後のキム・モミを演じるナナ
収監後のキム・モミを演じるコ・ヒョンジョン
世界中で人気を博した話題の相撲ドラマ Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」独占配信中 小林:そして、私が最後にお勧めしたいのが『サンクチュアリ-聖域-』。これは貧困家庭で育った小瀬清(一ノ瀬ワタル)が傍若無人に振舞いながら伝統と格式を重んじる角界でのし上がっていくストーリーですけど、配信されると日本だけでなく世界でもTOP10入りするほどの人気になりました。 イマ:破天荒な主人公が土俵で大暴れする話といえば『ああ播磨灘』(さだやす圭/講談社)や『バチバチ』(佐藤タカヒロ/秋田書店)など漫画では結構ありますが、まさか実写で観られるなんて思ってなかったです。 小林:『シコふんじゃった。』(1992年)はコメディーですしね(笑)。私、あんまり相撲って見たことないんですけど、とにかく力士役の俳優の体が凄いから、取組のシーンも大迫力でした。 イマ:一ノ瀬ワタルは格闘家、猿谷役の澤田賢澄と静内役の住洋樹は元力士、龍貴役の佳久創は元ラグビー選手と、そもそもガタイがいい人たちがしっかりと相撲のトレーニングを積んでいるので本物感が出ますよね。 小林:『VIVANT』(2023年/TBS系)のドラム(富栄ドラム)も龍貴の付き人役で出演していました。 イマ:えー、気づかなかったー! 小林:相撲のシーンもさることながら、兄弟子のいじめ、親方たちの権力争い、やっかいなタニマチなど、「これ、どこまでフィクション?」っていうくらい攻めた脚本も面白かったです。 イマ:たしかに、この内容じゃ国技館貸してくれないですよね(※作品ではCGで再現)。『D.P.』もそうですけど、配信ドラマは地上波ではできない内容の作品が観られるのも魅力です。 小林:そうそう。1月期のドラマが始まるまで時間があるので、年末年始はNetflix漬けで過ごしてください!