民報社、福島放送フードドライブ 県内企業などが協力 食品やコメ こども食堂へ
福島民報社と福島放送は取引企業などの協力を得て、家庭で余った食品を募るフードドライブ事業「笑顔の広場」を実施した。寄せられた段ボール124箱分とコメ110キロ分を20日、ふくしまこども食堂ネットワークに寄付した。 両社が締結している「ふくしまみんなのSDGs連携協定」に基づく取り組みで8月に行った。趣旨に賛同した県内32企業・団体が事業所などに回収箱を設けた。調味料やレトルト食品、缶詰などが寄せられた。 贈呈式はネットワークが事務局を置く福島県郡山市の「福島コトひらく」で行われ、福島民報社の沢井正樹取締役広告局長、福島放送の早川源一常務取締役がネットワークの山本光子共同代表に寄贈品を手渡した。沢井局長は「支援を続け、子どもたちの笑顔を増やしたい」、早川常務取締役は「子ども食堂の現状を発信し、心の居場所を守る」と語った。山本共同代表は「支援品を活用し、活動を深める」と感謝した。 ネットワークは県内125の子ども食堂が加盟しており、食品は各地の食堂に届けられる。