バスケ日本男子の中国撃破は88年ぶり 日本協会が定義を発表 7年前の中国戦勝利メンバーの比江島も苦笑い「そこはもうノータッチです」
「バスケットボール男子・アジア・カップ予選、日本代表76-73中国代表」(25日、有明コロシアム) 【写真】まるで山脈 囲まれる河村勇輝 そびえたつ中国選手の高~い壁 世界ランキング26位の日本は、同29位の中国を76-73で破った。難敵勝利で盛り上がる一方、快挙を表現する文言について混乱が起こった。 FIBAの公式サイトでは試合前に「(日本は)アジアの大会や代表チームレベルでは、少なくとも1936年の(ベルリン)オリンピック以来、中国を破ったことがない」と紹介された。 これを受けて日本バスケットボール協会は、直近では2017年の東アジア選手権、2012年アジア杯で中国に勝利していると説明した。 しかし、試合後に「本日の中国戦の勝利は、オリンピックを含むFIBA アジアカップ(予選を含む)より上位レベルの公式戦(主要国際大会)としては、1936年ベルリンオリンピックの1回戦で勝利(35-19)して以来、88年ぶりの中国戦での勝利となります」と発表した。 アジアカップについては2012年「第4回アジアカップ」で中国に勝利(60-50)しているが、この大会は現在のアジアカップ(旧アジア選手権大会)と大会の性質が異なる同名別大会と説明。第3回大会までは「スタンコビッチカップ」という個人名を冠したカップ戦として開催し、2012年にアジアカップに名称変更。その後、2016年にFIBAアジアチャレンジと名称再変更された大会だという。このため「今回の記録の対象となる『FIBA アジアカップ以上のレベルの公式大会』には含まれない」とした。 この日の勝利直後、場内に響いた「88年ぶり!」のアナウンス。そして盛り上がる会場。比江島は中国に勝利した2017年東アジア選手権のメンバーだったが「そこはもう…ノータッチです」と苦笑いし、「日本代表の一つのモチベーションとしてよかった部分はありました」と大人の対応を見せていた。