レディー・ガガ、パリ五輪でのパフォーマンスは事前録画だった!
7月26日(現地時間)に行われたパリオリンピックの開会式で、レディー・ガガはジジ・ジャンメールの楽曲『Mon Truc En Plumes』を歌い、圧巻のパフォーマンスで多くの人を魅了した。何度も観たくなる、最高に素晴らしいこのステージからの興奮冷めやらぬなか、実はこれがライブパフォーマンスではなく、事前録画されたものだったことが明らかになった。 【写真】レディー・ガガの「伝説的ファッション」35選! 衝撃の肉ドレスから最新のドレススタイルまで
開会式の振付とダンスを監督したモード・ル・プラデック氏は、天候に関連するあらゆる問題を回避するために、ガガ自身がこの大舞台でのパフォーマンスを事前に録画することを選んだ、と明かしている。なお『AP通信』によると、開会式当日に彼女は式典前のステージで約3時間ものリハーサルを行い、その後1時間ほどパフォーマンスを行ったそう。 ル・プラデック氏は、こう述べている。「残念ながらこの公演だけは、確実に雨が降ることがわかった時点で、(安全面を考慮し)午後遅くに事前収録することを余儀なくされました。私たちは分刻みで天気予報をチェックしていました。人生でこれほど注意深く天気予報を確認したことはありませんでした」 「最終的に、たとえ数滴でも雨が降った場合、出演者には危険すぎると判断しました。(ガガは)絶対に公演を行いたいと言っていたので、キャンセルするのではなく、事前に収録する道を選びました」
ル・プラデック氏は「足元は滑りやすくなっていたことでしょう。彼女はヒールを履いていましたし、水辺の近くで、階段もあったので、私たちは細心の注意を払わなければなりませんでした」と述べ、危険な状況になる可能性があったことを詳しく説明。さらに、ガガの4分間のパフォーマンスは間違いなく今回のラインナップのなかで「最も芸術的に挑戦した」ものだったと話している。 では、開会式中にガガはどこにいたのだろうか? ル・プラデック氏によれば、彼女は会場にいて、ホテルに戻らず、楽屋でスクリーンに映し出された自身のパフォーマンスを観ていたそう。 オリンピック開会式に初めて出演したガガは、この経験を振り返り、自身のSNSに次のように綴っている。 「この度は2024年パリオリンピックの開会式で出演の依頼オファーをいただき、心から感謝しています。また、オリンピック組織委員会からこれほどまでに特別なフランスの楽曲を歌うよう依頼され、身の引き締まる思いでした。この楽曲は、フランスの人々と彼らの芸術や音楽、演劇の偉大な歴史に敬意を表する歌です。私はフランス人アーティストではありませんが、フランスの人々やフランスの音楽を歌うことに、いつも特別なつながりを感じています。フランスの人々の心を温め、フランスの芸術と音楽を称え、このような記念すべき日に、すべての人が地球上で最も魅惑的な都市のひとつであるパリを思い出すようなパフォーマンスを生み出したかったのです」 ライブパフォーマンスができなくて一番悔しい思いをしたのは、他ならぬガガ本人だったはず。