「キャスパル」跡地にスーパー「マルイ」激戦区に参入「成城石井」「無印良品」のブランドで差別化(島根)
山陰中央テレビ
松江市の中心市街地にあったショッピングセンター「キャスパル」の跡地に、スーパーマーケットの「マルイ」が27日にオープンしました。スーパー激戦区で「商品力」によって差別化を図ります。 27日に松江市にオープンしたのは、スーパーマーケットの「マルイ黒田店」です。 オープン前の店にはお客さんの長い行列ができていました。そして開店と同時に続々と店内に入っていきました。 岡山県津山市に本部を置く「マルイ」の子会社「サンインマルイ」が、島根県内では出雲市に次いで2店舗目としてオープンさせました。「ナチュラルガーデン黒田」という複合的な商業施設の核となるテナントで、スーパーマーケットのほかにも、今後は生活雑貨を取り扱う「無印良品」や松江市の和菓子の老舗「彩雲堂」などのテナントが出店を予定しています。 この新たな商業施設ができたのは、松江城から直線距離で500メートルという好立地。かつてショッピングセンター「キャスパル」があった土地です。キャスパルは、1981年に島根県内初の本格的な大型ショッピングセンター『アピア』としてオープン。2006年にキャスパルとして再オープンし、約40年間に渡り地域の人に愛されてきました。しかし建物の老朽化などにより、2021年4月にその歴史に幕を降ろしました。 キャスパル閉店から約3年。老朽化した建物は解体され、約半年で更地に。中心市街地の跡地利用が注目される中、以前から松江市での出店を計画していたマルイが名乗りを上げました。 しかし周辺には、多くのスーパーマーケットが乱立する激戦区。約2キロの通り沿いに競合店が4店舗も立ち並んでいます。こうした中で、「マルイ黒田店」はどのように差別化を図っていくのでしょうか。 サンインマルイ・松田和也社長: 商品力そして商品量をしっかりと展開できるお店をつくっていきたい。 強みは商品力と商品量です。青果コーナーでは、ドラゴンフルーツにココナッツなど珍しい商品も並ぶなど豊富なラインナップ。また弁当や惣菜も多くの種類が並んでいます。さらに…。 村上遥アナウンサー: こちらの店舗では、三越伊勢丹に成城石井など、全国的にも人気のブランドの商品も取り扱っています 自社ブランド以外の商品も取り扱います。こうした豊富なラインナップを24時間営業で提供するのも他にはない強みです。 買い物客: こんなに品揃えがたくさんあれば寄ろうかなと思います。(お弁当が)とても美味しそうだったのでつい買っちゃいました。 買い物客 (オープンを)結構待っていました。24時間営業はありがたい。横の無印良品もまだオープンしてないけど是非行ってみたい。 サンインマルイ・松田和也社長 地域の皆様にわくわくしたり感動を覚えて頂いたり、活気が与えられるようなお店を作っていきたいと思っています。大きな冷蔵庫として買い物に来て頂けたらと思います。 山陰地方でスーパーなどが相次いで閉店する中、松江市に誕生した新たな商業施設。にぎわいの拠点として期待が高まります。
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