【巨人】激化する外野手争い 立岡抹消で注目される「大暴れしている男」 「新たなロマン砲」とは
巨人の外野手争いが再び激化している。 7月15日には外野手の立岡宗一郎が登録抹消となった。 【動画】若林は12日のDeNA戦で移籍後初のサヨナラ打を放った 立岡は左膝前十字じん帯損傷の手術、リハビリによる育成選手契約からはい上がり、5月に支配下登録されていた。攻守ともに奮闘した姿を見せ、特に交流戦では存在感を示した。 立岡はここまで31試合で打率「.243」、0本塁打、8打点。 一方、現在の外野手布陣では中堅にエリエ・ヘルナンデス、右翼に丸佳浩を配置している。レギュラーが決まっていない左翼が「チャレンジ枠」となっているが、現在猛アピールをくり広げているのは新加入の若林楽人にもある。 松原聖弥との交換トレードで6月24日に西武から移籍してきた。走攻守にすぐれたリードオフマンタイプ。12日の試合では9回一死三塁の場面で移籍後初のサヨナラ打をマークするなど、存在感を示した。本拠地東京ドームの試合では出場6試合で打率「.313」、長打率「.500」、2打点、二塁打、三塁打をともに1本ずつマークする(14日現在)など大暴れしている。 若手野手も虎視眈々とその座を狙っている。6月23日に再昇格を果たしたドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔も俊足巧打、パンチ力ある打撃が魅力とされる。 ファームでは1軍実績もあるオコエ瑠偉が現在打率「.292」、今季まだ1軍昇格がない岡田悠希も14日のイースタン・楽天戦で6号ソロをマークするなど、アピールを続けている。 心配なのはこのところ調子を上げ、早期昇格が期待されていた、22年ドラ1の浅野翔吾にアクシデントが起きたこと。15日のイースタン・西武戦(ジャイアンツ球場)に「5番・中堅」で先発出場していた浅野は4回一死三塁の打席で、相手先発、高橋光成の抜けた変化球が左ひざ付近を直撃、大きな声を上げてその場にうずくまるシーンがあった。 浅野は14日の楽天戦で7号ソロを含む2安打をマークしたばかりだったとあって、軽症であることを願うしかない。 チームにとっても勝負の夏を見据え、メンバーを固定していく時期に入る。限られた椅子をめぐって、外野手争いもさらにし烈さを増しそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]