１９７８年の資金集めのイベントで当時のカーター大統領（左）に話しかけるバイデン氏

ワシントン（ＣＮＮ）　カーター元米大統領が１日、１００歳の誕生日を迎えた。バイデン大統領はビデオを通してカーター氏に祝賀のメッセージを贈った。 カーター氏は昨年２月からホスピスケアを受け、米大統領経験者の最高齢記録を更新し続けている。 バイデン氏はＣＢＳニュースが流したビデオの中で、カメラ越しにカーター氏の誕生日を祝い、「わが国と世界を動かす道徳的な力」「勇気と信念、思いやりの声であり、何よりも親愛なる友人」と呼び掛けた。 メッセージは、ホワイトハウスに飾られたカーター氏の肖像画の前で撮影された。 バイデン氏は、カーター氏が退任後もＮＰＯ「カーターセンター」「ハビタット・フォー・ヒューマニティー」を通し、紛争解決や民主主義の推進、疾病予防などに尽力してきたと称賛。「端的に言って、私はとてつもなくあなたを尊敬している」と語った。 バイデン氏は長年、カーター一家と親交を結んできた。カーター氏が勝利した１９７６年の大統領選では、バイデン氏が上院議員の中でいち早く同氏への支持を表明した。 カーター氏の孫、ジェーソン・カーター氏は８月の民主党全国大会で、「祖父は１１月の大統領選に向け、持ちこたえている」「体は弱っても心の強さに変わりはなく、（民主党候補の）ハリス氏に投票することを楽しみにしている」と話した。