越境攻撃続く州の知事交代 ロシア西部クルスク
【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナ軍による越境攻撃が8月から続く西部クルスク州のスミルノフ知事の辞任を承認し、知事代行にヒンシュテイン下院議員を任命する大統領令に署名した。 スミルノフ氏は9月の知事選で当選したばかりで事実上の解任とみられる。タス通信は「知事として最も在任期間が短い事例の一つ」と報じた。 プーチン氏は5日夜にヒンシュテイン氏と会談。下院議員の職歴が長い同氏が大統領直属の治安部隊「国家親衛隊」の隊長顧問を務めた経験があることも任命の理由だと説明し「クルスク州が現在置かれている状況では危機管理が求められている」と述べた。