吉成名高、新たな”欧州系”元ラジャ王者に警戒「めちゃくちゃバキバキ、力ある」相手は1年前から対決に自信【RWS JAPAN】
12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールで開催される第4回RWS日本大会『RWS JAPAN』では、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者の名高・エイワスポーツジム(23=吉成名高/エイワスポーツジム)の3度目の防衛戦を行う。 相手は急遽変更となった元ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者ペットヌン・ペットムエタイジム(18=フランス)。タイ人ではなく欧州系の強豪で、現在は3連続KO勝利。名高はインタビューで「めちゃくちゃバキバキな身体」「圧力と力、スタミナがすごくある」と警戒する。 【フォト・動画】相手の”めちゃバキバキ”な肉体!豪快ヒジで大の字KOの瞬間も 名高は言わずと知れたラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇で、ルンピニースタジアムとの統一王者も実現。 今回はラジャダムナン・スーパーフライ級王座3度目の防衛戦だったが、相手のONE戦士ラック・エラワンが欠場。ペットヌンが代打に立った。 ペットヌンはタイ在住のフランス人で、強力なフィジカルと鋭いヒジを武器にするアグレッシブなファイター。前ラジャ ライトフライ級王者で、ここ数戦は増量しつつペットナムチャイ、名高が2月に判定勝利で王座統一した相手・プレーオプラーオ、スドローといったムエタイ軽量級の実力者を相手に、いずれもKO勝利を収めている。 ランキングではエラワンよりも上位につけており、より危険な相手との対戦となった。 吉成はインタビューで、ペットヌンについて「頭を使って戦うというよりかは、ヒジ、パンチで前に出てくる圧力と力、スタミナがすごくある。日本ではすごく受けるタイプのファイトスタイル。めちゃくちゃバキバキな身体で、背は僕よりも高く、体の大きさも多分、僕よりあると思う」と警戒。 そんな強敵に「僕は受けて立つつもりで挑み、全部カウンターを合わせて体力だったり、技のキレでも上回って倒せると思う」とKO防衛を狙う。 もっとも「かなり相手選手も気合が入ってるという話を聞いたので、相当タフな試合展開になるんじゃないかと。ペットヌン選手が倒されている試合をまだ見たことがなく、ここ最近はもうずっと連勝してとにかく勢いがある」とタフさを認めつつも「そこで僕が勝って、彼にとっての壁になりたい」と意気込む。 今回3度目の防衛戦だが「スーパーフライ級は適正階級なので、この競技を辞めるまでずっと防衛し続けるのもありかな。防衛記録も塗り替えられたらいい」とラジャの防衛記録も見据えた。 ペットヌンは1年前のライトフライ級時代に、吉成との対戦について聞かれ「もちろん勝てる。僕は頭脳でも彼を上回る。勝つというより、負けないことだ」とパワーだけでなく戦略でも勝利する自信があると語っていた。 吉成はフィジカル強者で、頭脳戦にも自信があるという若きペットヌンに防衛成功なるか。