国内最大規模4万5千人が参加 有事を想定「日米合同演習」 岩国基地での訓練を一部報道公開
広島ニュースTSS
自衛隊とアメリカ軍は今月23日から全国各地の在日米軍施設や自衛隊施設で国内最大規模の実動訓練を行っていて、岩国基地でも、29日、訓練の一部を公開しました。 【若木記者】 「アメリカ軍岩国基地に海上自衛隊の護衛艦が着岸し、今、弾薬が積み込まれる作業が行われています」 訓練は、有事の際に江田島市の呉弾薬整備補給所で護衛艦に弾薬が搭載できない事態を想定。 アメリカ海兵隊の支援を受け、岩国基地で弾薬を搭載するという設定で実施されました。 海兵隊員が見守る中、自衛隊員は、弾薬の入ったケースをクレーンを使って慎重に搭載していました。 自衛隊とアメリカ軍は日本の防衛を想定した大規模な実動演習を全国各地の在日米軍施設などで2年に1度行っていて、ことしは日米合わせておよそ4万5千人が参加して今月23日から実施しています。 【米海兵隊岩国基地司令 リチャード・ラスノック大佐】 「訓練の目的は日米同盟の強化にある。即応体制を築き、その即応体制を示すことが有事の際の抑止力として働く」 29日と30日は岩国基地に所属するアメリカ軍の戦闘機や自衛隊機が四国沖で行われる訓練に参加するため、夜間の飛行も予定されていて、岩国市を始め、周辺の自治体からは騒音を懸念する声も上がっています。
広島ニュースTSS