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大名行列に華を添えた女人列＝鶴岡市役所前

甲冑隊などが大名行列で練り歩いた荘内大祭＝鶴岡市役所前

　城下町鶴岡伝統の「荘内大祭」が6日、鶴岡市の中心部で行われ、市民ら約440人が大名行列に参加し、江戸時代の参勤交代の場面を壮大に再現した。 　行列は鶴岡公園を出発し、市内約2キロを練り歩いた。市役所前では甲冑（かっちゅう）隊が勝ちどきを上げ、小学生らによる奴（やっこ）振りや庄内論語の素読などが披露された。 　旧庄内藩の初代藩主酒井忠勝役は公募で選ばれた酒田市上安町2丁目、会社役員武田悠さん（28）が務め「素晴らしい庄内を次の100年につなぐという思いを胸に、大いなる発展を祈念する」と口上を述べた。 　家族と初めて訪れた同市由良2丁目、無職佐藤秋子さん（71）は「女人列が印象的だった。細かなしぐさまで優雅に再現されていて感激した」と話した。 　大祭は1877（明治10）年、旧庄内藩主酒井家の先祖を祭る荘内神社が創建されたのを記念し、毎年行われている。