20代会社員です。給与が少なく貯金ができないのですが同期は貯金できているようです。私が使いすぎているのでしょうか? 生活費の平均が知りたいです。
総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2023年」より筆者作成 平均と比べて使いすぎはないか確認してみてください。毎月の生活費を見直してみて、無駄遣いや節約できそうな支出があれば、それらを貯金に回すことが可能です。特に住居費や保険、携帯電話料金といった固定費の見直しができれば、長期的な節約を期待できるでしょう。 ■毎月の家賃が負担になっている場合がある 20代会社員で給与が少ないのに貯金できている人は、家賃のかからない実家暮らしという可能性も高いです。現在、賃貸物件で暮らしていて貯金ができないことを悩んでいる人は、毎月の家賃負担が理由になっている場合があります。 全国賃貸管理ビジネス協会の「全国平均家賃による間取り別賃料の推移」では、部屋数別の平均家賃を以下のように伝えています。 ●1部屋:5万100円 ●2部屋:5万8897円 ●3部屋:6万8333円 ●総賃料:5万4229円 さらに、適正家賃の目安とされているのは年収の20~25%です。20代会社員で年収300万円ならば、5万円(20%)~6万2500円(25%)が適正家賃となり、家計を圧迫しない金額と判断できるでしょう。
節約をしながら少しずつ貯金を増やしていこう
20代で給与が少ないうちは思うように貯金ができないかもしれません。周りの同期や友人は貯金ができているとしても、毎月の支出は人それぞれ異なります。実家暮らしか賃貸物件で暮らしているのかという部分でも、金銭的余裕は大きく違います。そのため、貯金ができないからといって、必ずしもお金を使いすぎているという結果には至らないでしょう。 貯金ができないことに悩んでいる場合は、まず毎月の支出を見直してみてください。無駄遣いや節約できそうな支出があれば、その部分を改善することで、貯金に回せる可能性が高いです。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 (第14図)年齢階層別の平均給与 金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2023年 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部