【バレー】バレーボール女子 準決勝結果とコメント。アメリカ・キライ監督「スキナーとプラマーの活躍を見るのは楽しい」 パリ五輪
パリ五輪女子バレーボール、準決勝。各試合の結果とコメントをお届けする。(FIVBのインタビューより)
第1試合 東京五輪決勝と同じ組み合わせのブラジルとアメリカは、アメリカに軍配
ブラジル2-3アメリカ(23-25、25-18、15-25、25-23、11-15) いきなりアメリカが0-5とリードする。序盤に代わって入ったタイナラのブロックやスパイクで点差を詰める。ブラジル得意のブロックが出始め19-19と追いつく。そこからは1点を争うが、プラマーが2本のスパイクで締め、アメリカが1セット先取する。セットを落としたが、ブラジルはブロックを7本取った。 第2セットはドルーズのスパイクを中心に競り合うが、中盤からアナ・クリスチーナのブロックやエースで 18-12と引き離し、スパイクを決め1セット取り返す。この日はガビが徹底的にマークされ、思うようにスパイクが打てないが、後衛のレシーブや終盤3本のサーブで相手を崩すなど、点に表れないところで活躍した。 第3セットは、プラマー、ドルーズの活躍で4-10とリードする。ガビが止められ8-15と開く。タイーザのクイックなど反撃を試みるが、再びガビがワシントンに止められ15-23。スキナーが決め、このセットもアメリカが取る。第4セットはやっとガビのスパイクが決まり始める。ブロックタッチをとれるようになり、序盤3連続ポイントでブラジルが動き出す。ガビのパイプで13-10、アナ・クリスチーナも得点し、19-16。アメリカは追いつめられたドルーズがエースをとるも、25-23でブラジルがファイナルへ持ち込む。第5セットは、ガビ、ロザマリア、スキナーが打ち合うラリーをアメリカが制し、6-6。ガビがプラマーを止め、10-12と迫るも、ブラジルのトスが短くなったところをワシントンがブロックで、10-14。最後はプラマーが決め、アメリカが東京五輪に続き決勝進出を果たした。アメリカはブロックポイントはブラジルの15本より少ない13本だったが、ブロックタッチから確実に攻撃に切り返し、両サイドからの攻撃がさえた。 ●アメリカ、キライ監督: 初めての五輪で、しかも準決勝という高いレベルの試合を今までしたことのない2人(スキナーとプラマー)が活躍するのを見るのは本当に楽しい。ブラジルもうまくいっていましたが、ボールをとても強く打つことに頼りすぎる場面があった。彼らは本当に最高のパワーを与えてくれました。私たちが常にプッシュしても、彼らは押し返してきて、そこからほんの少しの差で私たちが上回った。信じられないチームワークだった。 ●アメリカ、OHプラマー:まだちょっと信じられません。アメリカがもう一度、金メダルという夢に挑戦するという事は、本当に嬉しい事です。オリンピックで表彰台に上がるという事が、私たちがバレーをする理由でもあります。ですから、メダルをもらうことができるというのは、本当に素晴らしい感じです。ネーションズリーグでメンバーを取り替えながらやってきましたが、ここにきてしっかりスタメンを固定でき、どんどんいい感じになっていると思います。私たちはまだこのオリンピックにおけるアイデンティティを見つけることに挑戦しています。 ●ブラジル、OHアナ・クリスチーナ:いつもの私たちのレベルでプレーできなかったと思います。 最後のボールが落ちる瞬間まで戦ったことを誇りに思います。今日はたくさん泣いて、明日は3位決定戦に向け準備します。ブラジルにメダルを持ち帰ることは本当に大切なことで、私たちはそれに値すると思っています。