MF鎌田大地の去就を巡る急展開に現地ローマの反応は?ラツィオ番記者「これより最悪はない」 | セリエA
ラツィオ指揮官の去就へ影響は?
イタリア国営放送『Rai』のステファノ・マッテイ記者も地元ラジオ局の番組において、クラブ側が延長OPを行使できない1年前の異例の契約が問題であったことを指摘した。そのうえで、鎌田の退団がトゥドルの去就へ影響を与えることを懸念した。 「カマダの契約が間違いだった。選手にナイフの柄を差し出すのは間違っている。そうなれば、お金の問題となり、誰がより高い金額を提示するかという問題になってしまう。これから当然、注目はトゥドルへ移る。彼は特別に1人の選手の残留を要求していたが、それがカマダだった。その唯一の要求が満たされなかった。クロアチア人指揮官は、いま、何を考えるのだろうか」 イタリア紙『Il Messaggero』のアルベルト・アッバーテ記者は「起きたことは重大であり、この物語の全てが悲しい」とコメントしつつ、自身の見解を示した。 「問題は誰が正しいとか、間違っているではなく、どのようにしてこの一連の出来事を管理してきたのかということだ。トゥドルは状況を見守りつつ、カマダが残留しないことにがっかりしているだろう」 また同紙も「トゥドル-ラツィオ、何が起きている?」との見出しで特集。「カマダの退団という厳しい一撃」により、「トゥドルとラツィオの別れが早まる可能性がまたしても囁かれている」ことを伝えた。だが「状況はそうとは言えない」と述べ、指揮官の去就への波及に否定的な見解を示した。「トゥドルは、カマダの方向転換をよく受け止めていないが、指揮官のラツィオ残留に疑いをかけるようなことではない」と綴っている。