学法石川センバツ決定 東北3番手 33年ぶり4度目 昨秋の東北大会、強豪連破に高評価
今春の第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場32校を決める選考委員会は26日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれ、東北地区の一般選考枠で学法石川が選出された。学法石川のセンバツ出場は1991(平成3)年以来33年ぶり4度目、夏を含めた甲子園出場は1999年の夏以来25年ぶり13度目。 学法石川は昨年10月、秋田市などで開かれた秋季東北地区大会に福島県第3代表として出場し、3勝を挙げて4強入りした。2回戦で聖和学園(宮城第1代表)、準々決勝で金足農(秋田第1代表)を撃破し、準決勝で八戸学院光星(青森第2代表)に惜敗した。 選考理由で宮城、秋田両県の第1代表を破った点が高く評価された。投手陣の成長ぶりも理由に挙げられた。ともに1年の左腕佐藤翼(16)、右腕大栄利哉(16)の両投手の活躍や、攻撃面では小技を絡めた機動力などが評価され、総合的に判断された。優勝した青森山田(青森第1代表)と準優勝の八戸学院光星に次ぐ力があるとして3校目に選ばれた。
学法石川の野球部は1908(明治41)年創部。春3度、夏9度の甲子園出場を誇る。 県勢の出場は2022(令和4)年に一般選考枠で出場した聖光学院と21世紀枠の只見以来となる。 センバツは3月18日から30日までの13日間(休養日含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で繰り広げられる。出場32校の内訳は一般選考枠30校、21世紀枠2校。今大会から一般選考の9地区枠数が再編され、東北は1増の3校となった。 組み合わせ抽選会は3月8日に開かれる。 ■知事「活躍に期待」 内堀雅雄知事は「憧れの甲子園球場で東北代表としての誇りを持ち、共に技術を高め、絆を深め合ってきた仲間や真剣勝負で競い合ってきた他校のライバル、支えてくれた方々への感謝の思いを胸に練習の成果を存分に発揮し、活躍されることを心から期待しています。頑張れ、学法石川ナイン!」とコメントした。