米国株式市場は上昇。アップルやテスラが上昇し、ナスダック総合を押し上げた。２００５年１２月撮影（２０２４年　ロイター/Chip East）

Saeed Azhar　Ankika Biswas　Lisa Pauline Mattackal ［ニューヨーク　１日　ロイター］ - 米国株式市場は上昇。アップルやテスラなど大型グロース（成長）株が買われ、ナスダック総合を押し上げた。４日の祝日を控え薄商いとなる中、ダウ工業株３０種とＳ＆Ｐ総合５００種は小幅高で取引を終えた。 投資家は金利見通しの手がかりを得るため、今週発表される雇用統計を待っている。 アップルは２．９％、マイクロソフトは２％、アマゾン・ドット・コムは２．２％、それぞれ上昇した。 ゴールドマン・サックス・リサーチのシニア株式ストラテジスト、ベン・スナイダー氏は「収益の最も重要な原動力は国内総生産（ＧＤＰ）だ。経済は依然として非常に健全に見える」と述べ、今年の米成長率が２％超とトレンドを上回り、企業の売上高が引き続き堅調な伸びを示すと予想した。 電気自動車（ＥＶ）大手テスラは第２・四半期の納車データ発表を控え、６．１％高となった。 ウェルズ・ファーゴはテスラ株を第３・四半期の「戦術的アイデアリスト」に加えたが、投資判断は「アンダーウエート」に据え置き、納入台数の伸び鈍化と値下げリスクに懸念を示した。 半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ（ＡＭＤ）は２．８％、アーム・ホールディングスは２．９％、それぞれ下落し、フィラデルフィア半導体指数を１週間ぶりの安値付近に押し下げた。 米国債利回り上昇を受けて、不動産株は約１％下落。一方、銀行株は利益押し上げ期待から約１カ月ぶりの高値を付けた。 ＪＰモルガン・チェースは史上最高値を付けた。同社は先週、第３・四半期の配当を１株当たり１．１５ドルから１．２５ドルに引き上げた。取締役会は３００億ドルの自社株買いも承認した。 ペット用品オンライン小売りのチューイーは一時、大幅に上昇していたが下げに転じ、６％超安で引けた。個人投資家に人気の「ミーム株」の仕掛け人とされるキース・ギル氏が同社の株式６．６％を保有していることを明らかにした。 米取引所の合算出来高は１０５億９０００万株。直近２０営業日の平均は１１８億９０００万株。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を１．８７対１の比率で上回った。 終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード ダウ工業株３０種 39169.52 +50.66 +0.13 39186.20 39438.36 39037.94 前営業日終値 39118.86 ナスダック総合 17879.30 +146.70 +0.83 17773.90 17894.28 17657.64 前営業日終値 17732.60 Ｓ＆Ｐ総合５００種 5475.09 +14.61 +0.27 5471.08 5479.55 5446.53 前営業日終値 5460.48 ダウ輸送株２０種 15298.25 -116.98 -0.76 ダウ公共株１５種 898.82 -7.85 -0.87 フィラデルフィア半導体 5477.15 +4.89 +0.09 ＶＩＸ指数 12.22 -0.22 -1.77 Ｓ＆Ｐ一般消費財 1503.07 +10.93 +0.73 Ｓ＆Ｐ素材 547.90 -8.60 -1.55 Ｓ＆Ｐ工業 1020.62 -11.34 -1.10 Ｓ＆Ｐ主要消費財 814.34 -5.52 -0.67 Ｓ＆Ｐ金融 685.76 +1.50 +0.22 Ｓ＆Ｐ不動産 238.78 -2.39 -0.99 Ｓ＆Ｐエネルギー 698.36 +0.13 +0.02 Ｓ＆Ｐヘルスケア 1690.81 -9.52 -0.56 Ｓ＆Ｐ通信サービス 310.49 +0.30 +0.10 Ｓ＆Ｐ情報技術 4397.51 +56.42 +1.30 Ｓ＆Ｐ公益事業 343.95 -2.38 -0.69 ＮＹＳＥ出来高 9.14億株 シカゴ日経先物9月限 ドル建て 39580 - 90 大阪比 シカゴ日経先物9月限 円建て 39530 - 140 大阪比