エアコンシーズンを前に”電気代値上げ” 去年より平均2428円増 賢いクーラーの使い方と洗濯機の使い方・節約術をお伝えします!
関西電力を含む大手電力会社10社は、今月の使用分から電気料金を値上げするとしていて、使用料が平均的な家庭では、去年同月分と比較して2428円も増加します。 ロシアによるウクライナ侵攻などで高騰していたエネルギー料金に対応するため、政府の補助金制度で一時的に下がっていた電気料金ですが、その制度もまもなく終了。「夏の電気代が怖い」という声が聞こえてくる中、気になる節電方法を取材してきました。
エアコンの風量は「自動」にすべし! "弱"は逆効果!?
まずは夏に”フル稼働”するエアコン。ポイントは「風量の設定は、自動にすべし」。 (エディオンなんば本店・山口雅也さん) 「自動運転にすると設定温度に素早く到達できるので、1番電気代がかからない方法になる。」 ――――風量”弱”が一番節電できるのでは? 「弱運転は設定温度に行きつくまでに時間がかかる」 大手空調メーカー「ダイキン」が「14畳用の標準モデルのエアコン」を使って実験を実施。毎日11時間つけっぱなしにしたところ、自動運転だと月々2580円だったのに対して弱運転は3570円。990円も差が出ました。
風向きは「水平」に 冷気の滞留を防ごう
続いてのポイントは「エアコンの風向きは、水平に」。 (エディオンなんば本店 山口さん) 「冷気を足下に落としてしまうと、足下だけが冷えて上半身は暑く感じる。(エアコンが)温度を下げなきゃということで、効率が悪い」 空気は温度が低いほど下の方にいく性質があるため、風向きを「ななめ下」にするとそのまま足下に滞留します。 一方「水平」にしておくと、冷気はより遠くに広がり、効率よく部屋全体を冷やすことができるとのこと。 こちらも、ダイキンが先ほどと同じ条件で調査したところ、「ななめ下」の風向きが月々3510円だったのに対して「水平」は2580円。930円も差が出ました。 そしてもちろんの事ですが、「フィルター掃除はこまめに」。2週間に1回程度の掃除がおすすめだそうです。