吉田正尚に緊急トレードの可能性が浮上! 米専門サイトはレッドソックスの動向を糾弾「なぜ、彼が悪いとなるんだ?」
再建を図る名門にあって、日本球界屈指のスラッガーは居場所を追われるかもしれない。米スポーツ専門メディア『The Athletic』の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏が「複数のチームがヨシダについて問い合わせている」とし、レッドソックスの吉田正尚にトレードの可能性が浮上しているとすっぱ抜いた。 【動画】その球を打つ?米識者を驚かせた吉田正尚の”悪球打ち”をチェック! 昨オフに5年9000万ドル(約126億円)でレッドソックスに入団した吉田。ルーキーイヤーは140試合に出場して、打率.289、15本塁打、72打点、OPS.783を記録。大型契約に「払いすぎだ」「過大評価されている」という批判もあったが、一時は打率3割超えで首位打者争いを演じるなど、チームの中軸を担えるポテンシャルは発揮した。 しかし、今オフのレッドソックスは外野手のテコ入れに余念がない。すでにアレックス・ベルドゥーゴをヤンキースにトレードで放出したチームは、タイラー・オニールを獲得。ここにフリーエージェントとなり、「レッドソックスが必要としているパワーを補ってくれる」というテオスカー・ヘルナンデスを加える意向がある。 となると、年俸1500万ドル(約21億円)と決して安くはない吉田は、チーム総年俸を削減の対象になるという。トレードの可能性を伝えたローゼンタール記者は「レッドソックスは外野の編成を大きく変える」と断言したうえで、「問題は後半戦に攻撃面で成績を落としたヨシダを獲得することに興味を示す球団がどこまであるかだ」と分析した。 もっとも、吉田放出の可能性には反対意見も噴出している。レッドソックスの専門サイト『Boston Strong』は、公式X(旧ツイッター)において「ヨシダは最初のシーズンで3割近い打率を残し、15本塁打と72打点を記録した。それなのになぜ彼が悪いとか移籍させるべきだと言うんだ? このオフシーズンは最悪だ」と首脳陣を糾弾している。 果たして、吉田は他球団へとトレードされるのか。2月のキャンプインが迫るなかで、今オフの動向から目が離せない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]