GW始動 行楽一色 にぎわう観光地
大型連休のゴールデンウイーク(GW)が27日、始まった。今年の休みは前半(4月27~29日)と後半(5月3~6日)に分かれている。入り込みのピークは5月3日と予想され、長野県中信地方の交通機関や観光地は初日から混雑している。 JR松本駅改札口は27日午前、スーツケースを引いて歩く家族連れや外国人観光客らで混雑した。2泊3日で県内の城巡りをするという東京都の女性は中学校時代の同級生と駅に降り立った。「松本に来たのは初めて。松本城や四柱神社、縄手通りなど隅々まで見て楽しみたい」と話した。 登山の服装で友人と集合した東京都の会社員は「10人パーティーで御嶽山に登る。近頃は仕事が立て込んで忙しかったので、ゆっくりと山を満喫したい」と話した。 JR東日本によると、県内を含む下りの混雑ピークは5月3日、上りは同5日。あずさを含む中央東線の特急列車の予約席数(4月26日~5月6日、11日現在)は、前年同期より22%多い。 FDA(フジドリームエアラインズ)によると、県営松本空港の到着便の混雑ピークは5月3日、出発便は同6日。国内全路線の大型連休の予約率は58.8%で前年同期比11.5ポイント低い。広報担当者は「連休が前後に分かれているため休みが取りづらいことが一因ではないか」とみる。 松本城の27日の待ち時間は40~50分で、例年並みの入り込みとなった。
市民タイムス