【オリックス】悩める天才が満塁で一ゴロ「打ち損じです。練習するしかない」連勝3でストップ
◆パ・リーグ オリックス1-3西武(25日・京セラドーム大阪) オリックスに前夜のサヨナラ勝ちの勢いはなかった。2戦連続2ケタ安打中の打線が西武先発・ボーの変幻自在の投球に苦しむなど、4安打1得点で連勝は3でストップ。中嶋監督は「いつもいつも打てるわけじゃないですからね。(ボーに対する)タイミングの取り方がちょっとな~とは思いますけど」と受け止めた。 球場が一番の盛り上がりを見せたのは3点を追う6回1死満塁。しかし、3番・西川は一ゴロに倒れ、1点を返すのがやっとだった。「技量の問題。打ち損じです。練習するしかない」。FA加入した天才打者は打率2割2分4厘と状態が上がらず、三塁に走者を置いた場面(二、三塁などを含む)で6打数無安打。本来の打棒が影を潜めている。 先発のカスティーヨもリズムをつくれなかった。来日後最長の7回5安打3失点と力投したが、初回1死二塁で中村に先制二塁打を献上。今季は3登板全て先取点を許しており、指揮官も「7回3失点なので合格点ですけど、最初をしっかり入れたら」と注文をつけた。 それでも、5カード連続で負け越さず、戦うリズムはできつつある。「言い方を変えたら、それができたということで、いい方向に取りましょうか」と中嶋監督。27日からの2位・日本ハム戦(エスコン)で再進撃を狙う。(小松 真也)
報知新聞社