別海高に選抜旗授与大舞台での活躍誓う
第96回選抜高校野球大会(日本高野連など主催)に21世紀枠で初出場する北海道の別海高校に27日、主催者から校章をあしらった選抜旗が贈られた。全校生徒らが見守る中で授与式が行われ、野球部員たちは気持ち新たに大舞台での活躍を誓った。 この日は、選抜のテーマ曲「愛の花」の流れる中、全部員が会場の同校体育館に入場して式が始まり、毎日新聞社北海道支社の板垣博之支社長が織井恒校長に選抜旗を贈呈。織井校長は受け取った選抜旗を中道航太郎主将(2年)に手渡し「実戦を意識し、目標である1勝を目指して最終調整してほしい」と呼び掛けた。中道主将は「今まで支えてくれた人たちに感謝の気持ちを持ち、自分たちらしい野球で別海町に良い報告ができるよう頑張ります」と力を込めた。引き続き、支援者から野球ボールが寄贈され、寺澤佑翔副主将(同)が受け取った。 また、寺澤副主将と千田凉太選手(同)が卒園した別海くるみ幼稚園(加藤泰和理事長、園児数84人)の年長児、馬場一瑳ちゃん、小林なごみちゃん、下栃棚凰心ちゃん、木嶋紗彩ちゃんの4人が激励のため来校。「がんばれ」との文言を記した手作りの紙製横断幕(縦80㌢、横2・7㍍)や園児、保護者、保育教諭らの応援メッセージを添えた寄せ書きを「頑張ってください」と中道主将らに手渡した。 式後に行われた会見で、島影隆啓監督は冬期間での練習や鹿児島合宿を通じ、選手たちが着実に成長していることを強調。「3月からは、半年ぶりに行う実戦形式のゲームで見えてくる課題を調整し、甲子園に向けてもう一回りレベルアップしたい」と語った。中道主将は「選抜旗は見た目以上に重く、出場校としての責任を感じる。甲子園に出場できなかったチームの分まで全力でプレーしたい」と意気込みを述べた。 大会は3月8日の組み合わせ抽選会を経て、18日に阪神甲子園球場で開幕する。
釧路新聞