「Buzz Tracker」Monthly Artistにも選出…クボタカイ新曲「フラッシュバックメモリーズ」制作裏話
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。2月21日(水)の放送は、シンガーソングライターでラッパーのクボタカイさんを迎えて、お送りしました。
◆クボタカイが考える“曲作りの流儀”
クボタカイさんは、2017年よりフリースタイルラップ、楽曲制作を開始し、2019年にデビューEP『明星』をリリース。2022年7月には、TikTokとSpotifyが共同でアーティストを応援するプログラム「Buzz Tracker」のMonthly Artistに選ばれました。そして今年2月21日(水)には、ドラマ「マイストロベリーフィルム」(MBSなど)のオープニング主題歌となっているシングル「フラッシュバックメモリーズ」を配信リリースしました。 今回の楽曲についてクボタさんは、「このドラマが、学校で古いビデオカメラを見つけて、その映像のなかの美女に恋をすることから始まる作品なのですが、僕は“恋愛”と“記録”って深く関係していると思っていて。大抵の恋愛は終わるけど、記録は一定でずっと変わらない。記録を消して次の人生を進むのか、記録を追いかけて、その恋に進むのか……みたいなことを考えながら作りました」と語ります。 デビュー以来、多くの楽曲を制作してきたクボタさんに、れなちが曲作りのタネを聞いてみると、「(自分の)体験から書くというよりは、体験が生み出した自分の人間度をもとに書くことが多いですね。例えば、一人称が“僕”であればこう思うかな、こう言うかなと考えたり、フィクションを作るにしても自分の感情で。そこはリアルにいきたいです」と答えます。 その一方、不安なこともあるようで、例えば、普段は女性目線で書くことが多いものの、それが本当に女性の気持ちなのかは分からないとか。ただ、「それがわかってしまったら曲が作れない気もしていて……好奇心のままに探求していくことが曲作りであり、人としての成長なのかなと思う」と語ります。