「母の日」の感謝、色とりどり カーネーション競り活況 佐賀市の佐賀花市場
12日の「母の日」を前に、佐賀市鍋島町の佐賀花市場ではカーネーションの競りが最盛期を迎えている。定番の赤色に加え、ピンクや黄緑などの切り花が並び、競り人のかけ声が響く中、生花店の人たちが次々に競り落としていた。 今週3回開かれる切り花の競りで、普段の約3倍に当たる約3万本が取引される見込み。市場の担当者は「異常な暖冬で、生産者は開花の調整など苦労したと思う。コロナで落ちた需要が少しでも回復してくれたら」と期待する。 吉野ヶ里町で生花店を営む宮地英子さん(81)は「やっぱり赤が人気で、アレンジに使うので黄色なども競り落とした。花を見て感動したり、気持ちが優しくなったり、そんな母の日になってほしい」と話す。(写真と文・米倉義房)
米倉義房