南海トラフ巨大地震が発生したら8分・最大16mの津波が予想される三重・大紀町 津波避難タワーの備えを聞いた
こちらは屋内の避難所の7階ですが、タワーには屋上もあります。 ■64人の命が失われた80年前の「昭和東南海地震」 (斉藤アナ) この辺りでは、予想される津波の最大の高さが16mということで、仮に大きな地震が発生した場合、津波避難タワーに来る人は、屋上を目指して逃げた方がいいですね。 (大紀町・小倉課長) はい、テレビ情報などを見ずに大きな地震が起きた時には、とにかく屋上を目指して上がってほしいんです。 (斉藤アナ) 海抜23.8mの屋上には発電機もあります。 (大紀町・小倉課長) 停電になった時にこの発電機を動かすと、各コンセント、電気などが全て使えるようになります。 (斉藤アナ) 発電機は避難された方が、鍵を開けて利用することができるということです。 ここまで津波避難タワーの仕組みや様々な対策を見てきましたが、こういった津波避難タワーを使った防災訓練というものは、どれぐらいの頻度で行われているんでしょうか。 (大紀町・小倉課長) 年に2回以上行っております。 (斉藤アナ) 皆さんの防災意識はいかがでしょうか。 (大紀町・小倉課長) 約80年ほど前に、この錦地区において64名の尊い命が失われました。そのような地区なので、防災意識は非常に高いところです。 (斉藤アナ) 能登半島地震は、どのように受け止めましたか。 (大紀町・小倉課長) 私達は南海トラフ巨大地震を非常に心配しているところなので、今回の元日に起こった能登半島地震については教訓にさせていただくところも多かったです。私達が全く想定していなかった、元日の大きな地震・大きな津波だったので、大紀町においても、南海トラフに対してそのような想定をもう一度練り直したいと考えています。 (斉藤アナ) お正月で帰省されている方もいたと思いますので、普段とは違う対策が求められる可能性がありますね。 お住まいの地域で、地震発生からどれぐらいの速さで津波が来るのか、どれくらいの高さなのか、日ごろから備えをしていただきたいと思います。
CBCテレビ
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