磯の風味、さまざまな料理で堪能 鶴岡、11日から「黒鯛御膳」提供
鶴岡市立加茂水族館内のレストラン「魚匠ダイニング沖海月(おきみづき)」は11日から、「黒鯛御膳」を提供する。旬を迎えた庄内産のクロダイを使い、焼き物や刺身などを盛り込んだ。 同御膳は5年目の取り組みで、今年は造り、煮こごり、だし汁、焼き物をメニューに入れた。焼き物は鶴岡市の兄弟都市・鹿児島市から取り寄せた桜島の火山灰とみそを合わせ、3日間寝かせた。まろやかな甘み、身を軟らかくする効果が期待できるという。他に地元の大山浮草組合と連携し、大山下池で収穫したレンコンのかす汁も提供する。 6日に関係者を招いた試食会を開いた。庄内藩が武士の一芸としてクロダイ釣りを推奨したという文化なども紹介する予定で、須田剛史料理長は「クロダイは磯の風味を感じられる食材。さまざまな料理で堪能してほしい」と語った。1日10食限定で、12月まで。問い合わせは同レストラン0235(64)8356。