パーオン率50%も唯一のボギーなし レジェンド・片山晋呉が10位発進「タフな日本オープンみたい」
<関西オープン 初日◇16日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70> 【無料LIVE配信】石川遼、蟬川泰果ら参戦!関西オープン2日目配信中 150人が出場する今大会、初日ボギーなしでラウンドしたのは、ツアー通算31勝で永久シード選手の片山晋呉、ただ一人だった。2バーディの「68」。首位と2打差の2アンダー・10位タイで滑り出した。 アンジュレーションのあるグリーン、深いラフ、迫る“白杭”とタダでさえ難度の高いコースに初日は強風が吹いた。風の影響を大きく受けてダブルボギー以上をたたく選手が続出。その中で「難しい方が好きなので」と涼しい顔で18ホールを終えた。 今コースは9年前にも「関西オープン」を開催しているが、片山にとっては初見。「昨日のプロアマで初めてラウンドしました。絵を見て普通に、かたーくやっていました」と振り返る。第1ラウンドのパーオン率は50パーセント。半分のホールでパーオンを逃しているが、すべて1パットで切り抜けている。 片山と同組でラウンドしたのは22歳の杉浦悠太。攻撃的なゴルフが持ち味で昨年の「ダンロップフェニックス」で史上7人目のアマ優勝を遂げ、プロ転向したばかり。今季は出場4戦ですべてトップ10以内と好調を維持している。この日のスコアは片山と同じ「68」だったがその内容は6バーディ・4ボギー。「同じスコアでも全然違う内容でした。片山さんは、難しいところからアプローチをしていなかったと思いますし、難しいパーパットもしっかり沈めていました」。レジェンドのマネジメントと技術に学ぶことが多かったと話す。 初めて回った名神八日市CCについて次のように話す。「技術がいるコースだなと思います。ティショットもセカンドも。本当に難しい。タフな日本オープンみたい」と“日本一決定戦”のようにすべての技術が求められる、と。過去に日本オープンで2勝を挙げるなど、難しいコースに力を発揮する片山が、2017年以来の32勝目を虎視眈々と狙っている。