彼氏は音信不通、親からは暴力…「死にたい」ひとりぼっちの妊婦を救ったのは?
妊娠は人生の終わりではなく"始まり"
2024年5月。あやさんは、3940グラムの元気な女の子を出産しました。 (あやさん【仮名】) 「本当に幸せです。生まれてきてくれてありがとう」 そして1か月半が経ち、あやさんは生まれた娘と一緒に愛知県内の母子生活支援施設に引っ越ししました。 (シンシア・ルブルさん) 「頑張ってね」 (あやさん【仮名】) 「頑張ります。また来ます」 引っ越ししてから数日後。あやさんは、2人の生活を順調に始めていました。 (あやさん【仮名】) 「(娘は)本当によく寝ます。娘には苦労させないような『ママだけでも楽しい』と思ってもらえる生活を送っていきたい」 長年支援を続けてきたシンシアさんですが、60歳を過ぎて、そろそろ後継者のことも心配になっているそうです。そんな中、28歳の女性・宮内真喜子さんが2024年4月から一緒に暮らし始めました。 宮内さんは、障害のある子どもの支援をしながら、シンシアさんの手伝いをしています。しばらくここで暮らし、活動を引き継ぐかどうか決めるつもりです。 (宮内真喜子さん) 「必要な働きなんだということが、少しずつ分かっている。どういうふうに続けていったらいいのかを、もっと考えないといけない」 あやさんが引っ越しした後も、相談の電話はかかってきます。 (シンシア・ルブルさん) 「困っている妊婦さんがいる。あなただけじゃない。妊娠は人生が終わったということではない。人生が始まります。部屋が空いているので来てください。楽しい場所です」 CBCテレビ「チャント!」7月22日放送より
CBCテレビ