新たな農家支援事業として、4月に青森県むつ市で植え付けをしたジャガイモを使ったポテトチップスが完成しました。 むつ市役所で行われたお披露目会には、山本知也市長やポテトチップスに加工した栃木県の青果卸売業者、菜匠の尾村敦司社長、それにジャガイモを作付けした農業関係者たちが出席しました。 完成したポテトチップスのパッケージには、「むつ市のじゃが芋使用」と記載され、市の観光名所がプリントされています。 試食した人たちからは、サクサクとした食感とジャガイモのうまみが口に広がると好評の様子。 山本市長は、むつ市でもジャガイモを作っているとPRできることはうれしいと話していました。 【菜匠　尾村敦司社長】 「バレイショ本来の甘みが引き出せたかなという感じで、味付けも天然塩を使っているので、お子様から年齢の高い方も安心して食べられるかと思います」 ポテトチップスの箱入りは、下北名産センターやまさかりプラザ下北駅前店などで1000箱販売されるほか、袋入りはマエダやユニバースといった青森県内のスーパーで、25日から4万袋販売されます。 この取り組みは、むつ市の冷涼な気候を生かしてジャガイモを生産し、ポテトチップスへの加工を実現することで、付加価値を高めて生産者の所得向上を図ろうと行われました。 栽培にかかる肥料や集荷・配送といった費用の一部を市が支援しています。