デザインの盗用が疑われているアイテム image by: (c)Launchmetrics Spotlight

　「3.1 フィリップ リム（3.1 Phillip Lim）」が、現地時間9月8日にニューヨーク・ファッションウィークで2025年春夏コレクションを発表した。そのうちの「Don't Cry Tonight」、「Enjoy the Moment」、「Always Forever Baby!」とそれぞれ書かれた3つのトップスアイテムが、グラフィックアーティストのVERDYによるブランド「ガールズ ドント クライ（Girls Don’t Cry）」のロゴに酷似しているとして物議を醸している。 【画像】盗用疑惑が浮上しているその他のデザイン

　VERDYは同件に対し、公式インスタグラムのストーリーで3.1 フィリップ リムのブランドとそのデザイナーであるフィリップ・リム（Phillip Lim）のアカウントをメンションする形で「2025年春夏コレクションで僕のデザインを盗用した」とコメントを発表。続けて、「僕はこれをデザインしていないし、公式なコラボレーションでもない。僕のファンには混乱してほしくないし、もし本当にサポートしてくれるなら彼らのページに行ってこれは許されることではないと伝えてほしい。僕はとても怒りを感じていると同時に悲しい。なぜならガールズ ドント クライは僕にとって特別なもので、多くの人は知らないかもしれないけどGDCは妻へのプレゼントなんだ。彼女が本調子じゃない時に、彼女は強くてポジティブな女性だということを思い出してもらうために始めた。この規模のデザイナーが、創造性に欠け、怠惰であるのを見るのはとても残念だ」と述べた。 　これを受けて、3.1 フィリップ リムは日本時間9月10日にブランド公式インスタグラムのストーリーを更新し、新作は「インスピレーションはヴィンテージのスローガンTシャツと、ランウェイショーでフィーチャーした曲『Don't Cry Tonight』から来ている」と説明。VERDYからの声明に関しては真摯に受け止めているとし、VERDYチームと直接連絡を取りながら、早急な対応としてTシャツのマーケティングを一時停止しているという。最後に「VERDYとのコミュニケーションはオープンです。VERDYの見解を尊重し、心よりお詫び申し上げます」とコメントを残した。