新型コロナ、どう対処したらいい? 政府からの呼びかけまとめ
感染したらどうなる?
厚労省HPによると、「新型コロナウイルスに感染した人は、ほとんどが無症状ないし軽症であり、既に回復している人もいます」としています。 これまでの日本国内での症例を分析した範囲では、「発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多い」と指摘しています。 感染しても軽い症状で済むケースが多い一方で、重症化する事例も報告されています。厚労省HPでは「一部の症例は、人工呼吸器など集中治療を要する、重篤な肺炎症状を呈しており、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる」とも指摘。重症化のリスクは、高齢者や基礎疾患のある人が高いとしています。
感染しないためには?
新型コロナウイルスはアルコールで不活性化することが分かっているので、政府は感染防止策として、石けんでの手洗いやアルコールでの消毒を推奨しています。その際、手の平や手の甲だけではなく、指の間や爪先、手首などいろいろな箇所を入念に洗う手洗い方法を紹介しています。さらに、持病がある人に関しては「公共交通機関や人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください」としています。
また、(1)十分な睡眠(2)バランスの良い食事――を心がけ免疫力を高めること、加湿器などを使って湿度を50~60%に保つことを呼び掛けています。空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下するとのことです。
他の人にうつさないためには?
首相官邸HPによると、くしゃみや咳が出る場合、飛沫にウイルスを含んでいる可能性があります。
(1)マスクの着用(2)ティッシュなどで鼻・口を覆う(3)袖(そで)や上着の内側で覆う(4)周囲の人からなるべく離れる――などの「咳エチケット」を心がけるよう呼び掛けています。