自家用車による有料運送「ライドシェア」 京都市などで4月中旬の開始目指す タクシー不足の時間帯に合わせ運行
タクシー不足解消のために国が導入を進めている自家用車による有料運送「ライドシェア」が4月から京都市などでも解禁されるのを前に、京都府タクシー協会が制度の概要を発表しました。 京都市・宇治市・長岡京市などを含む「京都府南部地域」では、コロナ禍の影響で全体の20%にあたる約1800人のタクシー運転手が離職するなど、タクシー不足が問題となっています。 こうした問題に対応するため、京都府タクシー協会は国土交通省が導入を進める自家用車を使用した有料運送=「日本版ライドシェア」について、4月中旬の運行開始を目指すと発表しました。 日本版ライドシェアでは、タクシー会社と雇用契約を結び継続的に教育を受ける一般ドライバーが、普通免許で客を運ぶことが可能になります。 (京都府タクシー協会 筒井基好会長)「利便性だけを追求して安全を疎かにすることは、タクシー事業者の矜持としてありえない。そこは維持しながら、しかし供給不足と言われるのであれば、そこにチャレンジをしていこうと」 京都での日本版ライドシェアは、タクシーが不足する平日の未明の時間帯や、金曜の夕方から月曜の早朝まで限定で運行される予定です。 配車や支払いはアプリを通じて行われ、運賃はタクシーと同じになるということです。
ABCテレビ