<春へ一丸・’23センバツ慶応>選手紹介/9止 渡辺千之亮外野手(2年)/鈴木佳門投手(1年) /神奈川
◇体重増で打撃力向上 渡辺千之亮(せんのすけ)外野手(2年) 身長184センチで守備範囲の広さも強みだ。昨秋は代打や守備固めでの出場が多く、この冬は3食以外におにぎりや鶏肉を食べ、体重を8キロ増やした。打撃に力強さが増し、調子が上向いている。 11日にあった東海大相模との練習試合では、他の主力もいる中でスタメンで3番に抜てきされた。「十分にスタメンで出られるような力を持っている」と赤松衡樹(ひろき)部長(46)も期待を込める。センバツでは「初球から積極的に本塁打を狙い、フルスイングしたい」と意気込んでいる。 ◇調子上向き、先発狙う 鈴木佳門(かもん)投手(1年) 昨夏に腰を痛め、秋季大会の登板は1試合だけだった。現在は腰も回復し、ドッジボールを投げる練習で上半身と下半身を連動させ投球フォームを固め、調子が上向いてきた。「今が一番調子が良い」と胸を張る。 中学生までは肩や肘を痛めやすい硬式を避け、軟式チームに所属し力を付けた。 身長187センチは登録選手の中でも最も高く、打者からは打ちづらい。11日にあった東海大相模との練習試合では2イニングで1失点の力投を見せ、センバツでも期待がかかる。「いずれは先発で投げたい」と話している。(この連載は田中綾乃が担当しました)=おわり