ご利益を人々に「福男選び」 群馬・桐生西宮神社で初開催
群馬県桐生市の秋の風物詩「えびす講」が始まった桐生西宮神社で、本殿まで約230メートルを走る神事「福男選び」が初めて実施されました。 えびす様の総本社、兵庫県の西宮神社で毎年1月に行われている福男選び。本殿に最初に到着した3人が福男として認められます。 分社の桐生西宮神社でも、秋の風物詩「えびす講」に合わせて今年初めて「福男選び」が行われることになり、19日に行われた参加する人を決めるくじ引きには、県内外から男女あわせて約180人が参加しました。 20日の福男選び当日の朝です。この後、午前6時にスタートです。くじで選ばれた参加者が男女それぞれの部に分かれて位置につきます。走る距離は総本社と同じ230メートル。スタートの合図は「ごりやく」の掛け声です。 まずは男性の部がスタートしました。参加者は54人、緩やかな上り坂となっている参道を抜けると、心臓破りの石段に突入です。見事本殿に一番に到着したのは、桐生市の会社員の青木大貴さん(32)でした。 一方、女性の部には44人が参加。一番福となったのは太田市の高校生の木戸瑚白さん(16)でした。福男・福女にはそれぞれ先着の3人が選ばれ、これから一年間多くの人に福を分け与えることになります。