新閣僚らが首相官邸へ 経産相に起用の斎藤氏「緊張感がある」
日テレNEWS NNN
自民党・安倍派の裏金疑惑をめぐり、安倍派幹部の萩生田政調会長、高木国対委員長、世耕参院幹事長があいついで辞表を提出しました。中継です。 続々と辞表を提出した安倍派の幹部ですが、疑惑については誰もきちんと説明をしていません。 自民党・萩生田政調会長 「政治不信を招くことになった責任を感じて、いま辞表を提出をしてまいりました」 自民党・世耕参院幹事長 「参議院自由民主党幹事長を辞職したい旨の辞表を提出をさせていただいた」 また、高木国対委員長も、茂木幹事長に辞表を提出したということです。 総理周辺によりますと、岸田総理は、自身への裏金疑惑が報じられている萩生田氏、高木氏、世耕氏については、辞表をいったん預かり、来年度予算案がとりまとめられる見通しの今月22日以降に、交代させる方針です。 その理由について総理周辺は「安倍派の議員から辞表がどんどん出てくるかもしれない。いちいち受理していられないので、予算案がまとまったら、一気に交代させる」と話しています。 またこれに先立ち、政府の役職に就いている安倍派幹部の松野官房長官と、西村経済産業大臣、さらに、鈴木総務大臣、宮下農水大臣も辞表を提出しました。 最後の会見でも松野長官は「適切に判断したい」と述べて、説明を避けました。 さらに、安倍派からは、5人の副大臣と、政務官1人、総理補佐官1人に加え、和田防衛大臣補佐官からも辞表が提出され、異例の状態となっています。 一方、14日就任する閣僚たちが、さきほど総理官邸を訪れました。 経済産業大臣に起用される斎藤前法務大臣は、日本テレビの単独取材に対し、「緊張感がある」と語りました。 経産相に起用・斎藤前法相 「逆境の中で、仕事を進めていかなくちゃいけない。非常に文字通りね、身が引き締まるような緊張感ありますね」 疑惑に対する説明をしないまま政府の役職、党の役職から去った安倍派の幹部議員たちには今後、引き続き一議員として疑惑の真相の説明をする姿勢が求められています。